今日はコードネーム:みっしー(またの名を天野美汐)の1日を追ってみることにする。

 

 A.M.6:30 みっしー起床

 休みの日だっていうのにこの時間に起きているとは・・・名雪においては100%起きてなんかいないだろうな。

 伸びをして布団から起きあがるみっしー。

 壁際のクロ−ゼットを開けて服を選び取る。

 お上品というか、おばさん臭いというか・・・まぁ、そんな服だ。

 着替えのシーンは・・・省いておくか、後でカノニカルレクイエム詠われたくないし・・・

 まぁ、そのぶん今の内に生でじっくりと見ておくか。

 ををっ・・・ふむふむ・・・そこだっ・・・あぁ・・・

 

 A.M.7:00 みっしー朝食

 朝ご飯はご飯にみそ汁、焼き鮭・・・やっぱり日本食か。

 食い方も上品なことで、口がほとんど開いてないぞ。

 俺も秋子さん特製サンドウィッチでも・・・オレンジのジャムサンドだけは残しておこう・・・

 ・・・でも、家でもこれだけ笑うようになったんだな。

 

 A.M.9:00〜11:00 みっしー読書

 読んでる本はっと・・・「量子力学とは」 「現在政治学」 「神無き時代の予言者」 ・・・頭が痛くなりそうだ。

 ふとみっしーが顔を上げ、こちらをじっと見つめる。

 やべっ・・・見つかったか・・・

 だが、すぐに目を本に戻す。

 あ、危ねぇ・・・気を付けないと・・・

 

 P.M.12:30 みっしー昼食

 昼ご飯は・・・オムライスか。

 朝とは違ってみっしー自身が作るみたいだな。

 ・・・へぇ〜、結構上手いもんだな、良いお嫁さんになりそうだ。

 ん・・・なんだか耳が赤くなってるような・・・気のせいか。

 

 P.M.1:30 みっしー外出

 そう言えば今日は真琴が美汐と買い物に行くって言ってたな。

 みっしーが駅前にたどり着く。

 待つ・・・

 真琴のやつ、遅いぞ・・・

 もう2:00じゃないか・・・

真琴:「やっほ〜、美汐〜」

 遠くから真琴が手を振り駆け寄ってくる。

美汐:「こんにちは、真琴」

真琴:「美汐、待った?」

 ああ、20分ほどな。

美汐:「いいえ、今来たところですよ」

 くぅ〜、優しい、優しすぎるぞみっし〜っ!!

真琴:「そうだよね、約束は2:00だったんだからそんなに待ってるはずないよね♪」

 ・・・美汐、もうちょっとゆっくりしてもいいんじゃないか・・・?

 

 商店街の探索にものみの丘への散歩・・・定番コースだな。

 

真琴:「じゃあねっ、美汐」

美汐:「はい、それでは」

 P.M.6:24 みっしー帰宅

 ふぅ、晩ご飯はっと・・・鍋焼きうどんか・・・家族の団欒ってやつだな。

 

 P.M.8:00 ・・・さぁ〜て、やって参りました、お風呂タ〜イムっ!!

 おおっと、早速美汐選手上着を脱ぎ始めましたっ!!

 置くときもきちんと折り畳むのは美汐らしいな・・・

 おおっ、遂にブラウスに手がっ・・・ってあれ?

 なんだ、この前にかかってる布は・・・

 キィ・・・バタン・・・

 あ〜あ、美汐が風呂場に入っちまった・・・この布・・・バスタオル?

 なんでこんなとこに・・・

 

 美汐が出てくるときも同様にタオルが邪魔をしてきやがった・・・残念だ。

 

 P.M.9:40 美汐、俺に説教・・・?

祐一:「・・・ということだ」

美汐:「誰に向かって言ってるんですか?」

 こめかみをひくつかせながら美汐が言う。

 現在位置は美汐の部屋、どうやら今日一日の祐一の行動はバレバレだったようだ。

美汐:「・・・では、理由をお聞かせ願いますか・・・?」

 ・・・場合によっては刃物以上の物が飛び出しそうなので正直に言うことにする。

祐一:「実はだな・・・」

美汐:「はい」

祐一:「長い話になるんだが・・・」

美汐:「早く言ってください」

 ・・・っち、あゆあゆ語は使えないか。

祐一:「・・・美汐のこと、もっと知りたいと思ってさ」

美汐:「・・・」

祐一:「だから、なんて言うか・・・いや、それにしてもこんなこと許されることじゃないよな・・・ごめんっ!!」

 床に額が擦れるぐらいに頭を下げる祐一。

 そんな祐一を見て、美汐がふと微笑んだ・・・ような気がした。

美汐:「・・・大丈夫ですよ」

 その言葉に祐一は耳を疑う。

祐一:「え・・・」

美汐:「・・・まだまだ時間は沢山ありますから・・・」

 赤くなって俯く美汐。

 そんな美汐を祐一は抱きしめようとし・・・

美汐:「でも、やっぱり許されることじゃないですっ!!」

 すたすたとMDコンポのある場所まで歩いていき、スタートボタンを押す美汐。

 スピーカーから流れてくるこの音楽は・・・

祐一:「か、カノニカルレクイエムっ!?」

 強力呪詛が祐一の身体を捕らえ、動くことさえままならない。

美汐:「いちいちブラギの竪琴を弾くのは面倒なので・・・さぁ、この詩が終わったとき貴方は死ぬのです・・・」

 美汐はそう言うと右足を大きく振りかぶる。

祐一:「な、なぁ、美汐・・・詩が終わる前に消え去りそうな気がするのは気のせ・・・」

 美汐の怒りを込めた蹴りを受け、祐一は大空高く舞い上がる。

 どうやら怒りで顔を赤くしていただけのようだ。

 夜空には星が輝き続けていた。

美汐:「・・・星が綺麗です」

 窓の外を見上げる美汐の顔は笑顔だった、かもしれない。

 

 

 

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